洗濯機を不用品回収してもらうのは可能?自分で捨てる場合と比較

p>洗濯機が故障したり買い替えが必要になったりした際、不用品回収業者への依頼と自分で処分する方法、どちらがお得なのか迷われる方も多いのではないでしょうか。不用品回収・買取を行う神戸カイトリサイクルが、洗濯機の処分方法について詳しく解説いたします。家電リサイクル法の対象である洗濯機は、適切な手続きを経て処分する必要があります。この記事では、不用品回収業者を利用する場合と自分で処分する場合のメリット・デメリット、費用面を詳しく比較してご紹介いたします。

洗濯機の処分が必要になる理由と基礎知識

洗濯機は家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象品目であり、2001年4月1日から適正なリサイクルが法律で義務付けられています。そのため、粗大ごみとして自治体に回収してもらうことはできません。

家電リサイクル法の対象となる洗濯機

  • 全自動洗濯機
  • 二槽式洗濯機
  • 洗濯乾燥機
  • 衣類乾燥機
ポイント

業務用の洗濯機は家電リサイクル法の対象外ですが、家庭用機器であれば事業所で使用されているものでも対象となります。

洗濯機の処分方法一覧と費用比較

洗濯機を処分する方法は大きく分けて以下の6つがあります。それぞれの特徴と費用を詳しく見てみましょう。

処分方法 費用目安 所要時間 手間レベル
不用品回収業者 4,000~8,000円 即日~1週間 ★☆☆
家電量販店(買い替え時) 5,000~9,000円 配送日に合わせて ★★☆
家電量販店(回収のみ) 4,000~5,000円 1~2週間 ★★☆
指定引取場所への持ち込み 2,530円(リサイクル料金のみ) 即日 ★★★
自治体の許可業者 6,000~8,000円 1~2週間 ★★☆
リサイクルショップ・買取 0円~買取価格 即日~数日 ★★☆

リサイクル料金の詳細

洗濯機のリサイクル料金は、メーカーに関わらず一律2,530円となっています(2025年現在)。この料金は処分方法に関わらず必要な費用です。

不用品回収業者を利用するメリット・デメリット

不用品回収業者のメリット

  • 自宅まで回収に来てくれるため、運搬の手間が不要
  • 他の不用品もまとめて回収してもらえる
  • 土日祝日や夜間対応が可能な業者も多い
  • 洗濯機の水抜きや運び出しも対応してくれる
  • まだ使える洗濯機の場合、買取してもらえる可能性がある

不用品回収業者のデメリット

  • 費用が他の方法より高くなる場合がある
  • 悪質業者による高額請求のリスク
  • 予約が必要で、希望日時に対応してもらえない場合がある
注意

「無料回収」をうたう業者には注意が必要です。後から高額な料金を請求されるトラブルが多発しています。必ず事前に見積もりを取り、許可証を確認しましょう。

自分で処分する場合のメリット・デメリット

指定引取場所への持ち込み

最も費用を抑えられる方法が、指定引取場所への直接持ち込みです。

メリット

  • リサイクル料金(2,530円)のみで処分可能
  • 郵便局振込手数料(約200円)を含めても2,800円程度
  • 確実に適正処理される安心感

デメリット

  • 重い洗濯機を運搬する必要がある
  • 事前に家電リサイクル券の購入が必要
  • 指定引取場所の営業時間内に持参する必要がある

家電量販店での処分

買い替えを伴う場合や、過去に購入した店舗がある場合は家電量販店での処分も選択肢の一つです。

メリット

  • 買い替えと同時に古い洗濯機を引き取ってもらえる
  • 適正処理が保証されている
  • 配送・設置と同時に回収してもらえて効率的

デメリット

  • 収集運搬料金(2,500~4,000円)が別途必要
  • 出張回収の場合、追加料金が発生することがある
  • 回収のみの場合、対応してもらえない店舗もある

費用を抑えて洗濯機を処分する方法

1. 買取可能な洗濯機かチェック

製造年数が5年以内で、動作に問題がない洗濯機は買取してもらえる可能性があります

  • 有名メーカー(パナソニック、日立、東芝など)
  • 容量が6kg以上の大型機種
  • 洗濯乾燥機能付きモデル
  • 外観に大きな傷や汚れがない

2. 複数の不用品をまとめて処分

不用品回収業者の「積み放題プラン」を利用することで、単品処分よりも費用を抑えられる場合があります。

プラン名 料金目安 積載可能量
軽トラック積み放題 8,000~15,000円 洗濯機+小型家電数点
1tトラック積み放題 20,000~30,000円 洗濯機+大型家具・家電

3. 自治体の許可業者を確認

お住まいの自治体が指定する許可業者に依頼することで、適正価格で安心して処分できます。神戸市の場合、家電引取協力店が指定されています。

洗濯機処分時の注意点と準備

処分前の準備作業

  1. 水抜き作業の実施(給水ホース・排水ホース内の水を完全に抜く)
  2. 洗濯槽内の掃除と乾燥
  3. 付属品(ホース類、取扱説明書など)の準備
  4. 搬出経路の確保

悪質業者を見分けるポイント

  • 「無料回収」をうたいながら後から料金請求する
  • 会社の住所・連絡先が不明確
  • 事前見積もりを提示しない
  • 必要な許可証を持っていない
  • 拡声器付きトラックで巡回している
重要

一般廃棄物収集運搬業の許可を持たない業者は、家庭から出る不用品を回収することができません。必ず許可証の確認を行いましょう。

おすすめの洗濯機処分方法まとめ

コストを最優先する場合

指定引取場所への持ち込みが最も経済的です。軽トラックなどの運搬手段がある場合におすすめします。

手間を省きたい場合

信頼できる不用品回収業者への依頼が最適です。複数の不用品がある場合は積み放題プランの利用を検討しましょう。

買い替えを伴う場合

家電量販店での引き取りサービスが便利です。配送・設置と同時に古い洗濯機を回収してもらえます。

まだ使える洗濯機の場合

リサイクルショップや買取業者での査定を受けることで、処分費用を抑えるだけでなく収入を得られる可能性があります。

まとめ

洗濯機の処分は家電リサイクル法に基づいて適切に行う必要があります。不用品回収業者を利用する場合は手間がかからず便利ですが、費用は4,000~8,000円程度かかります。一方、自分で指定引取場所に持ち込む場合は2,530円のリサイクル料金のみで済むため、最も経済的な方法です。

どの方法を選ぶかは、ご自身の状況や優先事項に応じて決めることが大切です。費用を抑えたい方は持ち込み処分を、手間を省きたい方は信頼できる不用品回収業者への依頼を検討されることをおすすめいたします。

なお、具体的な料金や対応エリアについては、各業者の公式サイトをご確認いただくか、直接お問い合わせください。適正な処分を行うことで、環境保護にも貢献できます。