クロネコヤマトの不用品回収サービスは終了した？代替案は？

引越しや大掃除で不用品が出たとき、「クロネコヤマトに回収してもらえないかな？」と考える方は少なくありません。

配送業者として信頼性の高いクロネコヤマトなら安心して任せられると思う気持ちは、とてもよく分かります。

しかし、クロネコヤマトの不用品回収サービスは2021年5月31日をもってサービスを終了しており、2025年現在は利用できません。

そこで不用品回収・買取を行う神戸カイトリサイクルが、クロネコヤマトに代わる不用品回収の方法と、安心して利用できる業者の選び方について詳しく解説します。

クロネコヤマトの不用品回収サービスが終了した理由

クロネコヤマト（ヤマト運輸）では、かつて引越しサービスと同時に不用品の回収や買取サービスを提供していました。しかし、2021年5月31日をもってこのサービスは完全に終了しています。

サービス終了の背景には、クロネコヤマトが「荷物の配送」に特化したビジネスモデルを徹底していることがあります。配送業者として、梱包から荷ほどきまで依頼者自身が行うシステムを基本としており、不用品回収のような付随サービスは本来の事業領域から外れていました。

クロネコヤマトに代わる不用品回収の方法

クロネコヤマトが利用できない現在、不用品を処分する方法はいくつかあります。それぞれの特徴と料金相場を理解して、ご自身に合った方法を選びましょう。

自治体の粗大ゴミ回収サービス（最も低価格）

最も費用を抑えられるのが、お住まいの自治体が提供する粗大ゴミ回収サービスです。1点あたり200円～2,000円程度で処分できるため、処分費用を最小限に抑えたい方に最適です。

自治体の粗大ゴミ回収を利用する際は、電話やインターネットで事前予約をし、コンビニや郵便局で「粗大ゴミ処理券」を購入して不用品に貼り付け、指定日に指定場所へ運び出すという流れになります。

不用品回収業者（即日対応可能）

引越しや大掃除で大量の不用品が出た場合や、すぐに処分したい場合は、専門の不用品回収業者が便利です。2025年現在、不用品回収業者の料金相場は以下の通りです。

不用品回収業者を利用する主なメリットは以下の通りです。

• 即日・翌日対応が可能な業者が多い
• 自宅まで回収に来てくれるため運び出し不要
• 大量の不用品もまとめて処分できる
• 早朝・深夜対応可能な業者もある
• 買取サービスを併用できる場合がある

引越し業者の不用品回収オプション

引越しのタイミングで不用品を処分したい場合は、引越し業者の不用品回収オプションを検討しましょう。サカイ引越センターやアート引越センターなど、大手引越し業者の一部では不用品回収サービスを提供しています。

ただし、引越し業者の不用品回収は家電リサイクル法対象品目（テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン）に限定されていることが多いため、事前に対応品目を確認しましょう。

おすすめの不用品回収サービス

くらしのマーケット

くらしのマーケットは、不用品回収業者を料金と口コミで比較できるマッチングサービスです。2025年現在、最も人気の高い不用品回収サービスの一つとなっています。

くらしのマーケットの特徴

• 実際の利用者による口コミが豊富で業者選びがしやすい
• 料金が事前に確認でき、追加料金の心配がない
• 損害賠償補償が最高1億円まで付帯
• 違法業者の排除システムがあり安心
• オンラインで簡単に予約が完了

料金目安

• 軽トラック：8,000円～15,000円
• 2トントラック：25,000円～39,000円

詳細な料金や業者情報については、公式サイトをご確認ください。

エコノバ

エコノバは、複数の不用品回収業者に一括で見積もりを依頼できる比較サービスです。

エコノバの特徴

• 最大5社から同時に見積もりを取得できる
• 料金相場が分かりやすく高額請求を防げる
• 自宅まで引き取りに来てくれる
• 地域密着型の業者も多数登録

複数社から見積もりを取ることで、適正価格で信頼できる業者を見つけやすいのがメリットです。詳細な料金については、公式サイトで見積もりを依頼してご確認ください。

安心して利用できる不用品回収業者の選び方

不用品回収業者の中には、残念ながら悪徳業者も存在します。トラブルを避けるために、以下のポイントをチェックしましょう。

優良業者の見分け方

1. 一般廃棄物収集運搬業許可を保有している
   不用品回収には自治体からの許可が必要です。許可番号を公式サイトで確認できる業者を選びましょう。
2. 会社の住所・連絡先が明記されている
   所在地や固定電話番号がはっきり記載されている業者は信頼性が高いです。
3. 事前に訪問見積もりを実施している
   優良業者は必ず訪問見積もりを行い、料金の内訳を詳しく説明してくれます。
4. 見積書を書面で提示してくれる
   口頭だけでなく、書面での見積もりを提示する業者は安心です。
5. 追加料金の有無について明確に説明がある
   どのような場合に追加料金が発生するか、事前に説明してくれる業者を選びましょう。
6. 口コミや評判が確認できる
   Googleマップやくらしのマーケットなどで実際の利用者の口コミをチェックしましょう。

避けるべき悪徳業者の特徴

以下のような特徴がある業者は避けた方が安全です。

• 「無料回収」を強調して宣伝している
• 拡声器付きトラックで近所を巡回している
• 突然自宅に訪問してくる
• 会社の住所や連絡先が確認できない
• 事前に見積もり額を提示しない
• 見積もりが曖昧で書面を発行しない
• 必要な許可を取得していない
• 空き地などで回収品を集めている

特に「無料」を過度に強調する業者や、事前見積もりをしない業者には十分注意してください。作業後に高額な料金を請求されるトラブルが多発しています。

不用品回収の料金を安く抑えるコツ

不用品回収を依頼する際、少しでも費用を抑えたい方は多いでしょう。以下のコツを実践すれば、料金を節約できる可能性があります。

複数の業者から見積もりを取る

必ず3社以上から見積もりを取得しましょう。業者によって料金体系が異なるため、同じ作業内容でも10,000円以上の差が出ることもあります。エコノバやくらしのマーケットのような比較サービスを活用すれば、効率的に複数社の見積もりを比較できます。

買取サービスを併用する

まだ使える家具や家電、ブランド品などがあれば、買取サービスを併用することで回収費用を相殺できます。不用品回収業者の中には買取も行っている業者が多いので、見積もり時に相談してみましょう。

繁忙期を避ける

3月～4月の引越しシーズンや年末年始は不用品回収業者の繁忙期です。この時期を避けて依頼すれば、割引料金で対応してもらえることがあります。

自分で運び出せるものは自治体サービスを利用

小型の不用品で自分で運び出せるものは、自治体の粗大ゴミ回収を利用すれば大幅に費用を削減できます。大型家具や家電のみ業者に依頼するなど、使い分けることで賢く節約しましょう。

まとめ

クロネコヤマトの不用品回収サービスは2021年5月31日に終了しており、2025年現在は利用できません。しかし、自治体の粗大ゴミ回収、専門の不用品回収業者、引越し業者のオプションサービスなど、代替手段は数多く存在します。

不用品回収業者を選ぶ際は、一般廃棄物収集運搬業許可の有無、明確な料金説明、口コミや評判を必ず確認しましょう。くらしのマーケットやエコノバのような比較サービスを活用すれば、安心して依頼できる優良業者を効率的に見つけられます。

不用品の量や緊急度、予算に応じて最適な処分方法を選び、トラブルのない快適な不用品処分を実現してください。