ゴミ屋敷の片付けでお困りではありませんか?
不用品回収業者にゴミ屋敷の片付けを依頼すると、間取りやゴミの量によって、必要な作業内容によって料金は大きく変動しますが、適切な業者選びと工夫次第で費用を抑えることも可能です。
今回は不用品回収・買取を行う神戸カイトリサイクルが、ゴミ屋敷片付けの費用相場から業者選びのポイント、費用を安く抑えるコツまで詳しく解説します。
ゴミ屋敷片付けの費用相場
ゴミ屋敷の片付け費用は、主に間取りの広さとゴミの量によって決まります。2025年現在、円安の影響で廃棄物処理費用や資材コストが上昇しており、以前よりも料金が高めに設定される傾向があります。まずは間取り別の一般的な費用相場を確認しておきましょう。
間取り別の料金相場一覧
ゴミ屋敷片付けの基本的な費用相場を間取り別にまとめました。作業時間や作業人数も参考にしてください。
| 間取り | 料金相場 | 作業時間 | 作業人数 |
|---|---|---|---|
| 1R・1K | 50,000円~120,000円 | 2~4時間 | 1~2名 |
| 1DK | 50,000円~120,000円 | 2~4時間 | 2~3名 |
| 1LDK | 70,000円~200,000円 | 2~6時間 | 2~4名 |
| 2DK | 90,000円~250,000円 | 2~6時間 | 2~5名 |
| 2LDK | 120,000円~300,000円 | 3~8時間 | 3~6名 |
| 3DK | 150,000円~400,000円 | 4~10時間 | 3~7名 |
| 3LDK | 170,000円~500,000円 | 5~12時間 | 4~8名 |
| 4LDK以上・一軒家 | 220,000円~600,000円以上 | 6~15時間 | 5~10名以上 |
同じ間取りでも、ゴミの量や種類、天井までゴミが積み上がっているかどうかで料金は大きく変わります。一軒家の場合、最高で900万円かかった実例もあるため、早めの対応が重要です。
ゴミの量による費用の違い
間取りだけでなく、実際のゴミの量も料金に大きく影響します。一般的にゴミの量1立方メートル(㎥)あたり10,000円~13,000円が目安とされています。床が見える程度の軽度な状態と、天井近くまでゴミが積み上がった重度な状態では、同じ間取りでも費用が数倍異なることがあります。
- 軽度(床面の一部が見える状態):相場の下限価格
- 中度(床全体が埋まり膝の高さまでゴミがある状態):相場の中間価格
- 重度(腰から天井近くまでゴミが積み上がっている状態):相場の上限価格またはそれ以上
ゴミ屋敷片付け費用の内訳を理解する
不用品回収業者の料金が適正かどうかを判断するには、費用の内訳を理解しておくことが大切です。主な費用項目について詳しく見ていきましょう。
基本料金に含まれる項目
多くの業者では、以下の項目が基本料金に含まれています。
- 作業スタッフの人件費(1名あたり25,000円~30,000円程度)
- トラックの車両費・運搬費(2トン車基準で20,000円~)
- 不用品の処分費(廃棄物処理費用)
- 搬出作業費(部屋からトラックまでの運び出し)
- 仕分け作業費(必要なものと不要なものの分別)
追加料金が発生するケース
状況によっては、基本料金に加えて追加料金が発生することがあります。見積もり時に確認しておきましょう。
| 追加料金の項目 | 費用の目安 | 発生する条件 |
|---|---|---|
| 階段料金 | 2階以上で1階あたり5,000円~10,000円 | エレベーターがない建物 |
| 駐車料金 | 実費(1,000円~3,000円程度) | トラックを停める場所がない場合 |
| 特殊清掃 | 30,000円~100,000円以上 | 害虫駆除や消臭が必要な場合 |
| ハウスクリーニング | 30,000円~80,000円 | 退去時の原状回復が必要な場合 |
| リフォーム・原状回復 | 50,000円~500,000円以上 | 床や壁の補修が必要な場合 |
見積もり後の追加料金が発生しない業者を選ぶことが重要です。契約前に「追加料金は一切発生しない」という確約を取っておくと安心です。
ゴミ屋敷片付けの費用を安く抑える8つの方法
ゴミ屋敷の片付け費用は決して安くありませんが、工夫次第で料金を抑えることができます。実践しやすい方法から順番に試してみましょう。
1. できる範囲で自分で片付けておく
業者に依頼する前に、可能な範囲で自分で片付けをしておくと費用を抑えられます。特に以下の作業を事前に行っておくと効果的です。
- 必要なものと不要なものの大まかな仕分け
- 小さなゴミ(ペットボトル、空き缶など)を自治体のゴミ収集に出す
- 売れそうな不用品をリサイクルショップやフリマアプリで売却する
- 明らかなゴミ(生ゴミ、紙くずなど)を事前に処分する
ゴミの量が減れば、それだけ作業時間と処分費用を削減できます。ただし、無理をして怪我をしたり体調を崩したりしないよう注意してください。
2. 複数の業者から見積もりを取る
必ず3社以上の業者から見積もりを取って比較することが重要です。同じ作業内容でも業者によって料金が大きく異なることがあります。見積もりは無料で行っている業者がほとんどですので、積極的に活用しましょう。
- 料金の内訳を詳しく説明してもらう
- 追加料金の有無を確認する
- 作業内容とサービスの範囲を明確にする
- 各業者の強みや特徴を比較する
3. 買取サービスを活用する
不用品の中に価値のあるものがあれば、買取サービスを利用することで総額を抑えられます。買取と回収を同時に行っている業者を選ぶと効率的です。
- 家電製品(製造から5年以内のもの)
- 家具(状態の良いブランド品)
- 貴金属やブランド品
- 趣味のコレクション(フィギュア、楽器など)
4. 閑散期や平日を選ぶ
引越しシーズン(3月~4月)や年末年始は繁忙期で料金が高くなる傾向があります。可能であれば5月~2月の平日に依頼すると、割引料金で対応してもらえることがあります。
5. オプションサービスを最小限にする
ハウスクリーニングや消臭、害虫駆除などのオプションサービスは、本当に必要なものだけに絞りましょう。自分でできる範囲の清掃は自分で行うことで費用を削減できます。
6. 自治体の助成制度を確認する
一部の自治体では、ゴミ屋敷の片付けや高齢者世帯の支援として助成金や補助金を提供しています。お住まいの市区町村の福祉課や環境課に問い合わせてみましょう。
- 高齢者世帯向けの家財整理支援
- 生活困窮者自立支援制度
- ゴミ屋敷解消支援事業
7. 分割払いやクレジットカード決済を利用する
一括での支払いが難しい場合は、分割払いに対応している業者を選ぶと負担を分散できます。最近では多くの業者がクレジットカード決済に対応しており、カードのポイントも貯められます。
8. 地域密着型の業者を選ぶ
大手チェーンよりも地域密着型の小規模業者の方が、移動コストが少ないため料金が安い場合があります。口コミや実績を確認した上で検討してみましょう。
失敗しない不用品回収業者の選び方
ゴミ屋敷の片付けは高額な費用がかかるため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。悪質な業者に依頼してしまうと、高額請求やトラブルに巻き込まれる可能性があります。
必ず確認すべき5つのポイント
- 一般廃棄物収集運搬業許可または古物商許可を持っているか
- 会社の住所・電話番号が明記されており、実在する会社か
- 見積もりが無料で、書面で詳細な内訳を提示してくれるか
- 追加料金が発生しない明確な契約内容か
- プライバシー保護や守秘義務について明言しているか
避けるべき危険な業者の特徴
以下のような特徴がある業者は避けた方が安全です。
- チラシやホームページで「無料回収」を強調している
- 拡声器付きトラックで「無料回収」と巡回している
- 見積もりを口頭だけで済ませ、書面を出さない
- 契約を急がせたり、即決を迫ったりする
- 料金が極端に安すぎる(相場の半額以下など)
- 会社の所在地や連絡先が不明確
- 必要な許可や資格を持っていない
「無料」を謳う業者には特に注意が必要です。作業後に高額な料金を請求されたり、不法投棄されて元の依頼者が責任を問われたりするケースがあります。
ゴミ屋敷を放置するリスク
「費用が高いから」という理由でゴミ屋敷を放置すると、さまざまな問題が発生します。早めに対処することで、結果的に費用を抑えられることも多いのです。
健康被害のリスク
- 害虫(ゴキブリ、ハエ、ダニなど)の大量発生
- 悪臭による体調不良
- カビやホコリによるアレルギー症状
- 衛生環境の悪化による感染症リスク
経済的リスク
- 賃貸物件の場合、原状回復費用が高額になる(20万円~50万円以上)
- 近隣からの苦情により退去を余儀なくされる
- 火災などのリスクが高まり、損害賠償責任を負う可能性
- 時間が経つほどゴミが増え、片付け費用がさらに高額になる
社会的リスク
- 近隣住民とのトラブル
- 行政指導や条例違反の罰則
- 社会的信用の低下
ゴミ屋敷は放置すればするほど状況が悪化し、最終的な費用も高額になります。早期に専門業者に相談することをおすすめします。
お金がないときの対処法
ゴミ屋敷を片付けたいけれど、まとまったお金が用意できないという方も少なくありません。そのような場合の対処法をご紹介します。
分割払いやローンの活用
多くの不用品回収業者が分割払いやカードローンに対応しています。一度に大きな出費をせずに、月々の支払いに分散できます。
自治体の支援制度を利用する
生活困窮者自立支援制度や高齢者向けの福祉サービスなど、自治体によってはゴミ屋敷の片付け支援を行っている場合があります。市区町村の福祉課に相談してみましょう。
できる範囲で自力片付けを進める
全てを業者に任せるのではなく、小さなゴミから少しずつ自分で片付けることで、業者に依頼する範囲を減らせます。友人や家族に協力してもらうのも一つの方法です。
まとめ
不用品回収業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する場合、間取りやゴミの量によって約8万円から150万円程度の費用がかかります。1Rや1Kなら5万円~12万円程度、一軒家全体では20万円~60万円程度が一般的な相場です。
費用を抑えるためには、複数業者からの見積もり取得、できる範囲での事前片付け、買取サービスの活用、平日や閑散期の利用などが効果的です。また、業者選びでは必要な許可を持っているか、見積もりが明確か、追加料金が発生しないかなどを必ず確認しましょう。
ゴミ屋敷は放置すればするほど状況が悪化し、費用も高額になります。早めに専門業者に相談し、適切な対処をすることが大切です。お金の心配がある場合は、分割払いや自治体の支援制度も検討してみてください。
不用品回収・買取を行う神戸カイトリサイクルでは、ゴミ屋敷の片付けに関するご相談を承っております。お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。