引っ越しや遺品整理、ゴミ屋敷の片付けなど、大量の不用品を一度に処分したい場合、4tトラックを使った不用品回収サービスが便利です。しかし「4tトラックの料金相場はいくらなのか」「どのくらいの量を積めるのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。不用品回収・買取を行う神戸カイトリサイクルが、4tトラック分の不用品回収における料金相場から積載量の目安、業者選びのポイントまで、わかりやすく解説いたします。
4tトラック積み放題プランとは?
4tトラック積み放題プランとは、トラックの荷台に積める範囲内であれば、定額料金で不用品を回収してもらえるサービスです。不用品の数や種類に関係なく、トラックの積載量を超えなければ追加料金が発生しないため、大量の不用品を処分したい方に適しています。
一般的に4tトラックは、一軒家の引っ越しや大規模な片付け、事業所の移転などで利用されることが多く、3LDK〜4DKの住宅にある家財道具をまるごと積み込める容量があります。
4tトラック分の不用品回収料金相場
4tトラック積み放題プランの料金相場は、8万円〜15万円程度が一般的な目安となっています。ただし、不用品の種類や量、地域、業者によって料金は変動します。
料金相場の詳細
| トラックの種類 | 料金相場 | 積載量の目安 | 対応間取り |
|---|---|---|---|
| 4tトラック(平車) | 8万円〜15万円 | 約10㎥ | 2DK〜2LDK |
| 4tトラック(箱車) | 10万円〜20万円 | 約20〜27㎥ | 3LDK〜一軒家 |
| 大量の場合 | 15万円〜30万円以上 | 約20㎥以上 | ゴミ屋敷・倉庫など |
4tトラックには「平車(荷台が平らなタイプ)」と「箱車(荷台に屋根と壁があるタイプ)」があり、箱車の方が積載容量が大きく、料金も高めに設定されています。
料金が高くなるケース
以下のような場合は、料金が相場より高くなる可能性があります。
- 産業廃棄物を含む不用品の処分(10万円〜30万円程度)
- 遠方への出張が必要な地域
- 重量物や大型家具が多い場合
- エアコンの取り外しなど特殊作業が必要な場合
- ゴミ屋敷や特殊清掃が必要な現場
4tトラックの積載量と積める不用品の目安
4tトラックの最大積載量は3,600kg〜4,500kgで、大量の不用品をまとめて積み込むことができます。
4tトラックの具体的なサイズ
| 項目 | サイズ・容量 |
|---|---|
| 荷台の幅 | 約220cm |
| 荷台の高さ | 約240cm |
| 荷台の奥行 | 約620cm |
| 広さ(畳換算) | 約8畳分 |
| 最大積載量 | 3,600kg〜4,500kg |
4tトラックに積める不用品の具体例
4tトラックには以下のような不用品を積み込むことができます。
- 大型冷蔵庫(複数台)
- 洗濯機(複数台)
- テレビ(5台程度)
- エアコン(2台程度、取り外し作業は別料金の場合あり)
- ソファ、ベッド、タンス、食器棚などの大型家具
- 電子レンジ、炊飯器、ポットなどの小型家電
- 衣類、食器、雑貨類
- その他、一般家庭の家財道具全般
3LDK〜4DKの住宅にある家財道具をすべて積み込める程度の容量があるため、一軒家の引っ越しや遺品整理にも対応できます。
4tトラック積み放題の料金内訳
4tトラック積み放題プランの料金には、以下のような項目が含まれています。
| 項目 | 料金の目安 |
|---|---|
| 基本料金(回収・処分費) | 60,000円〜120,000円 |
| 搬出作業費 | 5,000円〜(含まれる場合もあり) |
| 車両費 | 3,000円〜5,000円 |
| 出張費 | 3,000円〜(距離により変動) |
| 階段料金(2階以上) | 1,000円/階 |
| スタッフ追加費用 | 5,000円/人 |
| 梱包費 | 5,000円〜(必要に応じて) |
業者によっては、基本料金にすべての作業費が含まれている場合もあります。見積もりの際には、料金の内訳を必ず確認しましょう。
追加料金が発生するケース
- エアコンの取り外し作業
- 特殊な重量物の搬出
- 3階以上からの運び出し
- トラック1台に積みきれず追加車両が必要な場合
- 事前の見積もりにない不用品の追加
4tトラック積み放題プランのメリット
4tトラック積み放題プランには、以下のようなメリットがあります。
大量の不用品を一度に処分できる
引っ越しや遺品整理、ゴミ屋敷の片付けなど、大量の不用品が発生する場合でも、1回の依頼ですべて処分できるのが最大のメリットです。自治体の粗大ゴミ回収では何度も手続きが必要ですが、4tトラックなら一度で完了します。
料金が定額で安心
積み放題プランは定額制のため、トラックの積載量を超えなければ追加料金が発生しません。当日になって「思ったより不用品が多かった」という場合でも、トラックに積める範囲内であれば追加費用を気にせず処分できます。
短時間で作業が完了する
4tトラックの積み放題プランでは、通常2名以上のスタッフが作業にあたります。重量物の搬出や運搬もプロにお任せできるため、短時間で効率よく作業が完了します。
自分で処分する手間が省ける
自治体の粗大ゴミ回収を利用する場合、分別や運搬、予約などの手間がかかります。不用品回収業者に依頼すれば、搬出から処分まですべてお任せできるため、時間や労力を大幅に節約できます。
4tトラック積み放題プランのデメリット
一方で、4tトラック積み放題プランには以下のようなデメリットもあります。
不用品が少ない場合は割高になる
不用品の量が少ない場合、4tトラックを利用すると費用が割高になる可能性があります。軽トラックや2tトラックで十分な場合は、小さいサイズのプランを選ぶ方がお得です。
狭い住宅街では駐車しづらい
4tトラックは車体が大きいため、狭い路地や住宅密集地では駐車が難しい場合があります。駐車スペースが確保できない場合は、小型トラックでの対応や複数回に分けての回収になることもあります。
回収できない不用品がある
以下のような不用品は、法律や業者の規定により回収できない場合があります。
- 家電リサイクル法対象品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)で適切な処分が必要なもの
- 消火器、ガスボンベなどの危険物
- 塗料、薬品などの有害物質
- ピアノなどの特殊な大型楽器
- 仏壇、遺骨などの取り扱いに配慮が必要なもの
事前に業者へ回収可能かどうか確認しておきましょう。
4tトラック積み放題プランを利用する際の注意点
複数の業者から見積もりを取る
不用品回収業者によって料金やサービス内容が異なるため、必ず複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。相見積もりを取ることで、適正価格を把握でき、悪徳業者を避けることができます。
見積もり内容を詳しく確認する
見積もりを受け取ったら、以下の点を必ず確認してください。
- 基本料金に含まれる作業内容
- 追加費用が発生する条件
- 回収できない不用品の有無
- キャンセル料の有無
- 作業当日の流れ
見積もり金額が曖昧で書類の発行がない業者は要注意です。信頼できる業者は、必ず書面で詳細な見積もりを提示してくれます。
必要な許可を持っている業者を選ぶ
不用品回収業者を選ぶ際は、「一般廃棄物収集運搬業許可」または「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得しているかを確認しましょう。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
許可情報は、業者のホームページや見積書に記載されていることが多いです。不明な場合は直接問い合わせて確認してください。
悪徳業者に注意する
以下のような業者には注意が必要です。
- 会社の住所・連絡先が明記されていない
- 「無料回収」を強調して宣伝している
- 拡声器付きトラックで巡回している
- 事前の見積もりを提示しない
- 見積もり金額が相場より極端に安い、または高い
- 作業後に高額な追加料金を請求する
トラックサイズ別の料金相場比較
4tトラック以外のプランと料金相場を比較してみましょう。
| トラックサイズ | 料金相場 | 積載量の目安 | 対応間取り |
|---|---|---|---|
| 軽トラック | 15,000円〜25,000円 | 約2.5㎥ | 1R〜1K |
| 1.5tトラック | 30,000円〜40,000円 | 約4㎥ | 1DK〜2DK |
| 2tトラック | 35,000円〜60,000円 | 約5〜8㎥ | 2DK〜3DK |
| 4tトラック | 80,000円〜150,000円 | 約10〜27㎥ | 3LDK〜一軒家 |
不用品の量に合わせて適切なトラックサイズを選ぶことで、無駄なコストを抑えることができます。迷った場合は、業者に現地見積もりを依頼し、最適なプランを提案してもらいましょう。
4tトラック積み放題の料金を安くする方法
買取サービスを利用する
まだ使える家具や家電、ブランド品などがある場合、買取サービスを利用することで回収費用を相殺できる可能性があります。不用品回収と買取を同時に行っている業者を選ぶと、トータルの費用を抑えることができます。
自分でできる準備をしておく
以下のような準備を事前にしておくと、作業時間が短縮され、料金が安くなる場合があります。
- 小物類をダンボールにまとめておく
- 不用品を玄関近くに集めておく
- エレベーターや通路を確保しておく
- 回収する品と残す品を明確に分けておく
繁忙期を避ける
引っ越しシーズン(3月〜4月)や年末年始などの繁忙期は、料金が高めに設定されていることがあります。可能であれば閑散期に依頼することで、費用を抑えられる可能性があります。
自治体の粗大ゴミ回収と併用する
一部の不用品は自治体の粗大ゴミ回収を利用し、運搬が困難なものだけ業者に依頼するという方法もあります。手間はかかりますが、費用を大幅に削減できます。
まとめ
4tトラック分の不用品回収の料金相場は8万円〜15万円程度で、大量の不用品を一度に処分したい方に適したプランです。一軒家の引っ越しやゴミ屋敷の片付け、遺品整理など、3LDK〜4DK相当の家財道具をまるごと積み込むことができます。
ただし、不用品の量や種類、地域、業者によって料金は変動するため、必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。また、許可を持った信頼できる業者を選び、見積もり内容を詳しく確認することで、トラブルを避けることができます。
不用品の量が4tトラック1台分に満たない場合は、軽トラックや2tトラックなど、小さいサイズのプランを検討した方がお得になる場合もあります。ご自身の状況に合わせて最適なプランを選び、効率よく不用品を処分しましょう。
詳しい料金や対応可能な不用品については、各業者の公式サイトをご確認いただくか、直接お問い合わせください。